適正体重をキープし、それ以上太らない、しかもキレイな体を作るための、脳の改造、それを実現するには「食べ方の条件」があります。
まず、現代人の食の実態を見てみると、「カロリーオーバーで栄養不足」という特徴が挙げられます。これは、特に働いている人に言えることですが「手作りのおかずとごはん」を食べる機会が減り、外食やできあいですますことが多くなっています。
そうした食事は、よほど配慮して作られたものなら別ですが、代替栄養が偏っています。
毎日そういうものばかり食べていると当然太りやすくなり、生活習慣病のリスクも高まります。肌に必要な栄養も取れないので肌荒れなども起こります。
まるまると太ってお肌がツヤツヤな人もいますが、これは脂質やコレステロールが多いためで、体の内部では確実に老化が進んでいます。
食事は、ただおなかを満たせばいいというものではありません。
体は、「もっとちゃんとした栄養をください」と訴えているのです。
では、家で作って食べていればそれで安心かというと、そうでもありません。外食よりはバランスの取れた食事がしやすくなるでしょう。でも、今普通に売られている野菜や穀類は、昔に比べてはるかに栄養が少なくなってます。
例えば、ホウレンソウなら、100グラムあたりに含まれるビタミンCの量は50年前の5分の1ほどです。
今、ふつうに手に入るものを食べて数十年前の日本人と同じだけのビタミンやミネラルをとろうと思ったら、その何倍もの量を食べなければならないのです。
効率よく栄養を取ることを考えましょう。